表1 スクリーニングとしての検査
  血清酵素
    逸脱酵素:肝細胞 GOT,GPT,LDH
    胆管系酵素:γ-GTP, ALP
    膠質反応
    ZTT(IgG), TTT(IgM)
    肝産生蛋白 ChE(コリンエステラーゼ)






表2 検査値の読み

GOT,GPT  正常値 実際は30以下
GOT>GPT  正常
GOT<GPT  慢性肝炎、脂肪肝(肥満)、急性肝炎回復期
GOT>GPT  肝硬変症、肝癌、アルコール性脂肪肝、劇症肝炎
GOT>>GPT  重症化 さらに重症化で正常値になる
  ALP  胆汁うっ滞(総胆管結石、胆管ガン、
             原発性胆汁性肝硬変症)、 肝ガン
 γ-GTP  胆汁うっ滞(ALPと共に上昇)、アルコール多飲(ALPと乖離)
   ChE  増加 脂肪肝   減少 肝疾患の重症化-栄養障害
末梢血検査  血小板減少、白血球数減少、貧血
    尿  ウロビリノーゲン、ビリルビン






表3 特異的診断検査

肝炎ウイルスマーカー
       HBs抗原,HCV抗体,HA抗体(IgMクラス),HEV抗体

自己抗体
     抗ミトコンドリア抗体(原発性胆汁性肝硬変症),
     抗核抗体(自己免疫性肝炎)

型肝炎
     HBe抗原,HBc抗体(IgMクラス,IgGクラス),
     DNAポリメラーゼ

C型肝炎
     HCV-RNA,HCV-RNA 血清タイプ

その他のウイルス感染による肝炎
     EBV,CMV







表4 治療効果の比較

  〈 リバビリン併用療法 〉       IFN単独療法 〉

  CR:著効 PR:肝機能正常化するも、ウイルスは消えていない NR:無効