平成20年4月より新しい健康診断である、特定健康診査・特定保健指導(メタボ健診)が始まりました。 特定健康診査は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防・改善を目的とした健康診断で、40歳以上の方々が対象となります。内容は、身体計測、尿検査、血液検査など今までの項目の他に、腹囲測定や悪玉コレステロール(血液検査)が追加されています。そして健康診断の結果から、メタボリックシンドロームもしくはその予備軍であり、早期治療や生活習慣の改善による予防効果が期待できる方に対し、医師や保健師、管理栄養士が指導を行い、改善を手助けするものとなります。 それから、これまでの健康診断と実施主体・実施場所が変更となります。以前は市町村が住民を対象に行っていましたが、4月からは医療保険者(企業の健康保険組合・市町村など)が加入者(被保険者・被扶養者)を対象に行います。実施場所も医療保険者から案内された中から選んで受診するようになります。 また、特定健康診査の他に、市町村にて各種がん検診や65歳以上の方を対象とした生活機能評価健診も行う予定です。実施場所は市町村の案内する場所で行いますが、会場で特定健康診査も受診できる体制を整えている場合は、同時に受診することもできます。詳しい受診方法については医療保険者や市町村にお問い合せ下さい。 健康診断は行基の早期発見・治療の他、生活習慣の改善による予防のための良い機会です。健康を維持するためにも、健康診断を利用しましょう。 |
||||||||||||||||||||||
【特定健康診査と従来との比較】
|
||||||||||||||||||||||
(医事 山下) |